平成23年度外国人住民アドバイザー事業 説明会報告
2月26日 「住宅ローン問題、じっくり考えよう!」出前説明会
2月26日(日)、松阪市において「住宅ローン問題、じっくり考えよう!」出前説明会を開催しました。日本に定住し、家を建てたり、購入したりする外国人住民が増加する中、ことばの壁等により、トラブルに巻き込まれたり、住宅ローンが払えなくなったりするケースも少なくありません。当財団にもそのような内容での相談が増えてきており、正しい情報や対処方法を早急に伝える必要があると感じ、今回の説明会を開催することとなりました。当日は、フィリピン人43人、日本人3人、ブラジル人2人が参加しました。
第1部では、弁護士から住宅ローンに関する問題について、ローンが払えなくなった場合にどうすべきかの個人再生、自己破産の違いなどを説明しました。
第2部では、可児市国際相談員から外国人住民から寄せられる相談事例の紹介がありました。また、ローンが払えなくなり、家が競売に出された時の流れや、裁判所からの通知について説明し、詐欺などにも注意するように強調しました。
質疑応答の際には、たくさんの質問が講師に寄せられ、このテーマで説明会を開催する大切さが改めて伝わってきました。質問の中には、「自己破産をするには、どうしたらいいのか。」や、「ローンが払えなくなった場合は、家から追い出されるのか。」などがありました。
説明会終了後の交流会では、参加者の子どもたちが同時開催の「パン教室」で作ったピザとマフィンを、講師、スタッフ、参加者全員で食べました。参加者は、疑問に感じていることを、講師に直接聞ける場となりました。また、「同じ問題を抱えている人と交流できてよかった」と嬉しいコメントも寄せられました。
説明会の様子
説明会の様子 交流会で参加者が講師に相談する様子
2月19日 「あなたは、本当に健康かな?!チェックしてみよう!」出前説明会
2月19日(日)に菰野町で「健康づくりセミナー」を開催しました。日本で定住する外国人住民が増加していることから、年齢と共に病気にかかりやすくなってしまいます。日常のちょっとした工夫で生活習慣病などを防ぐことが可能です。言葉の壁でなかなか専門家に聞きたいことが聞けない方のために、そして、少しでも健康になってもらうために今回の説明会を開催することとなりました。当日は、ブラジル人、ベトナム人、中国人など、合計14名の方に参加して頂きました。
講師として、三重県立看護大学の教授を招き、チェックリストなどを用いて肥満や高血圧などの生活習慣病の予防方法について説明していただきました。参加者は、自分の日常生活の様子を思い出しながら、チェックリストに答えていました。小さなことの継続が生活習慣病に繋がってしまいますので、健康を保つために講師からいくつかのアドバイスがありました。例えば、塩辛いものは控える、身体を動かす、規則正しい及びバランスの取れた食生活にすることでとても重い病気が防げます。
その後、菰野町で行われている健康診断について菰野町健康福祉課の職員から紹介がありました。多くの参加者は、町がそういった健康診断を行っていることを知らなかったようです。
また、説明後、三重県立看護大学の生徒さんの協力で、身体測定が行われ、参加者が自分の健康について少しでも詳しくなるために良い機会になったと思います。中には、自分の体重や血圧を知らないという方も数名いました。身体測定の結果をみながら、個別相談会で、専門家からアドバイスを受けることも可能でした。健康について、悩んでいた参加者も専門家に相談して、安心して帰られた様子が目立ちました。
説明会の様子
身体測定を行う参加者 個別相談会の様子
12月16日 「地震・津波!あなたと子どもたちの身を守る」 出前説明会
12月16日(金)津市立千里ヶ丘小学校にて「地震・津波!あなたと子どもたちの身を守る」出前説明会を行いました。
東北大震災を受けて不安になっている外国人児童保護者や地域の住民に、防災に対する意識を高めていただくため、多言語で基本的な地震・津波・台風に備えるための情報を提供しました。
当日は、ブラジル人19名、日本人7名、中国人5名、ペルー人1名、ボリビア人1名の合計35名の方に参加していただきました。
まず、アドバイザーがパワーポイントを用いて地震のメカニズム、実際の地震の映像、台風の際に出される警報の意味などについて日本語で説明し、その後多言語で通訳しました。地震や津波の知識を確認するため防災クイズも交えながら行ない、子どもたちも元気に答えていました。家庭内の家具の固定や備蓄品などのリストも提供し、家に帰ったらぜひ準備するように伝えました。
次に、津市消防防災指導センター職員から、河芸町内の避難所について説明していだだき、どこに逃げれば安全か、全員で確認しました。参加者からは津波の種類や非常持ち出し品の置き場所などのたくさんの質問が出て、アンケートには「正しい情報が得られたので、友人にも教えられる」、「地震後に取るべき行動がわかった」などの感想が寄せられました。
最後に、防災グッズ(笛と懐中電灯)を配布し、いざという時に役立ててもらうよう説明し、終了しました。
11月27日「ストレス溜まってない?!辛いストレスにBye-Bye!」出前説明会
外国人住民の中には、言葉の壁や文化の違いにより、不安やストレスを抱える方がとても多いことから、11月27日に「ストレス」をテーマに桑名市で説明会を開催しました。講師として、臨床心理士を招きました。当日は、参加者に「ストレスとは何だと思いますか。」と問いかけながら、ストレスの意味を説明しました。また、ストレスになると、どういった身体の変化が起こるのか、病気にならないためにどのようにストレスと向き合うべきかなどを伝えました。
講師は、「全てのストレスが悪いわけではない。生きている中で、ストレスは欠かせない出来事・・・ライフイベント」だと参加者に説明し、「大事なのは、ストレスを無くすのではなく、ストレスとうまくつき合っていく方法を身に付けること」と強調しました。
ストレスについて勉強した後、自律法のリラクゼーションを紹介し、実技に入りました。皆で呼吸法を練習しながら、ゆっくりとした音楽を聴き(ヒーリングCD)、まずは気持ちを落ち着かせました。講師が言うように呼吸し、集中すると、だんだんと体の力が抜けていき、体が温かくなってくるように感じます。最後に、手をグーにし、強く握ります。ほとんどの参加者は「力が入らない」と言っていました。「力が入らないという方は、このリラクゼーションが確かに効いた証拠」ということで、力が戻るように両腕を上に上げ、下に下ろす運動をするように勧めました。そうすることで参加者の力も戻り、皆は驚きの声を隠すことができませんでした。
当日は、ベトナム人、インドネシア人、中国人、ブラジル人、スリランカ人など合わせて22人の方に参加していただきました。
リラクゼーションをしている時は、「気持ちよくて思わず、眠くなった」、「練習を少ししか行ってないが、あそこまで力が抜けると思わなかった。」などの感想を寄せられました。
説明会の様子
ストレスについての説明 グループで呼吸法の練習中
11月21日「日本文化を知り、日本で暮らすためのルールを学ぼう!」出前説明会
11月21日(月)に鳥羽市市民文化会館にて日本の文化の紹介及び生活ルールについての説明会を開催しました。鳥羽市国際交流協会のご協力を得て、同協会が開催している日本語教室の時間内に行いました。参加者は、日本語教室の生徒さんであり、研修生がほとんどでした。10月中旬に来日したばかりの研修生も多く、日本で暮らすためのルールや日本文化を伝える必要があると感じ、今回の説明会を開催することとなりました。当日は、中国人、フィリピン人、タイ人など合わせて合計27人の方に参加していただきました。
最初は、「日本で暮らすためのルールを学ぼう!」とのことで、鳥羽市環境課の職員にゴミの出し方と分別方法及びリサイクルについて説明していただきました。また、リサイクルの大切さについても伝えてもらいました。
最後は、参加者全員が料理室へ移動し、講師の方の細かい説明のうえ、お寿司の作り方を教えていただきました。寿司の具には、昔から寿司の具としてよく使われていて日持ちする食材を使いました(ごぼう、干瓢、人参、高野豆腐、しいたけ、ほうれん草)。初めて巻き寿司をつくる参加者が多く、皆は、最初、うまく巻けるか心配していました。しかし、実際巻いてみると、全員上手に巻くことができました。巻き終えると、嬉しそうに「巻けた!」と喜びを隠さずに、はしゃいでいました。巻き寿司を作った後、いなり寿司を作りました。油揚げを破らないよう、皆さんは必死になっていました。両方を作り終えてから、参加者や日本語教室のボランティア、MIEFスタッフで交流会を行いました。皆で作ったお寿司を食べながら、当日の説明会について感想を話したり、お互いの国の文化を紹介できる場になりました。多くの参加者から、「今日は生活ルールも学べて、お寿司を作りながら楽しめたからとても良かった!ありがとう」とコメントをいただきました。
説明会の様子
ゴミの出し方・分別方法の説明 巻き寿司に挑戦する参加者
10月28日「可能性を伸ばして、将来を見つめよう」出前説明会
10月28日(金)、いなべ市立北勢中学校で進学とキャリア・ガイダンスについての説明会を開催しました。
いなべ市には、ペルー、ブラジル出身など多くの外国籍の家族が住んでいます。そのような中、自分の子どもの将来を心配していた保護者がMIEF及びいなべ市教育委員会に問い合わせたこともあり、その要望にこたえるため、北勢中学校のご協力を得て、今回の説明を実施することになりました。
説明会当日はいなべ市に暮らしている小学生、中学生とその保護者が参加しました。国籍ではペルー人がもっとも多く、その他ブラジル人、日本人の方も含め、合計32名でした。
説明は3部構成で、第1部では日本における教育制度の概要、高校進学上の留意点でした。MIEFと三重県教育委員会共同で編集した資料を元に説明しました。
第2部では、三重県生活・文化部国際室が作成した「外国人の子どもに向けたキャリアガイド(職業案内)」 及び「可能性は無限大!」DVDを紹介しました。また、DVDに記録されている先輩からのメッセージ、高校の様子を上映し、勉強と進学の大切さを伝えることができました。
第3部では、外国籍の外国人住民アドバイザー3名が体験談を発表し、日本語と母語の大切さ、自己実現と将来の展望などについて話りかけました。
最後に、参加者から「外国人生徒と保護者が共に将来のことを考えるために、外国語を忘れずに日本語を勉強することは大事」という意見が寄せられ、多文化な児童生徒の育成への意識が高まっていると感じられました。
説明会の様子
8月28日「日本の社会保険制度〜安心して日本で暮らすために〜」
出前説明会及び個別相談会
外国人住民の中には、保険料を支払う意味や自分の権利が分からず、後々トラブルになるケースが多いことから、8月28日(日)に笹川新集会所(四日市)にて、「社会保険制度」をテーマとした説明会を実施しました。財団に日々寄せられる相談の中で健康保険や年金についての問い合わせは、とても多いです。それらは、制度について疑問や不安に思っていることが多いが、言葉の壁により、なかなか理解できない部分もたくさんあります。説明会には、講師を社会保険労務士にお願いし、健康保険、年金、労災保険、雇用保険などについて説明していただきました。当日は、ブラジル人11人、日本人8人、ペルー人3人、アルゼンチン人2人、合計24人の参加者がありました。また、説明は、日本語で行い、その後ポルトガル語とスペイン語で通訳を行いました。
質疑応答の際、たくさんの質問が寄せられ、内容は、「仕事中にケガをしてしまい、医療費などは、どうなるか。」や「ブラジルで年金を納めず、来日後も同じ会社に10年間勤めたが、年金を納めてなかった。遡って年金を納めることは可能なのか。」などでした。
説明会後、事前予約を行っていた参加者を対象に個別相談会を開催しました。相談会は、友達や家族の付き添いを含め、ブラジル人合計5人が相談しました。その際は、社会保険労務士2名に各2組の相談者に対応していただきました。相談内容は、帰国後の脱退一時金についてや、日本で年金を受け取る方法、雇用保険、失業手当などでした。相談者からは、個別に通訳付で相談ができる場が少ないのでとても良かったなど、もっと実施してほしいという感想が寄せられました。
また、質疑応答の際に質問できなかった方や個別相談会に予約できなかった参加者のために相談カードを準備し、名前、連絡先、相談内容を記入していただき、後日MIEFのアドバイザーから回答しました。相談カードを記入していただいた方から、「みんなの前では、恥ずかしいので聞けなかったことをカードで聞けるので良かった。」とのコメントがありました。
説明会の様子 個別相談会
7月24日「交通事故!あなたはどうする!?」出前説明会及び個別相談会
7月24日(日)亀山市、亀山ショッピングセンターエコータウンで「交通事故!あなたはどうする!?」第6回出前説明会を行いました。昨年、外国人住民が被害者となった交通事故が多発したことから、外国人住民を対象に日本で、安心して生活していただくために必要な情報を母語で提供しました。
当日、説明会の参加者は全てフィリピン人で、15人の方に参加していただきました。外国人住民アドバイザーが三重県警察本部資料「交通事故の被害者とその家族のため」を使用して母語で説明しました。交通事故の被害に遭われた方は、身体的、経済的被害のほかに強いショックを受け、不安でたまらなくなったり、気持ちを上手くコントロールできなくなったりするなどの症状が続いています、警察は、専門的な立場から被害者等からの相談を受けるなどの支援活動を行っており、その相談窓口を紹介しました。また、警察本部からいただいた安全グッズ「蛍光反射タスキ、カカト用反射テープブラック」を配布しました。
説明会後には個別相談会を行い、専門家に対応していただきました。(法律6件「弁護士(2名)」・こころの相談3件「臨床心理士(1名)」)、家族や友人の同伴を含めて、参加者は合計12名でした。
相談会では、事故被害者は、事故後の損害賠償保険の手続きなどに混乱していることが分かりました。専門家と通訳者の丁寧な対応により、被害者は問題の解決方法や精神的なサポートを受けられ、有益な相談会となったことがアンケートからわかりました。
また、4月からMIEFが行っている、東日本大震災被災者のための義援金への協力を呼びかけました。
通訳の紹介 資料内容の説明
資料内容の確認 相談内容の聞き取り
7月10日「夢と教育:将来へ向かって一緒に進む」出前説明会
7月10日、津市にあるブラジル人学校「アポーヨ ミエ」で、高校進学ガイダンス・キャリアガイドをテーマに出前説明会を開催しました。
当日、津市人権・同和教育協議会とアポーヨ ミエが協働で「多文化共生フェスタ2011」と実施する中での開催となりました。
説明会の参加者はブラジル人、フィリピン人と日本人を含め、60人でした。
説明内容は、外国人生徒と保護者向けに高等教育のあらまし、高校の様子と入学試験の情報、及び三重県が作成した「可能性は無限大!キャリアガイダンスDVD」を用いて将来のキャリアについて説明しました。また、多言語情報提供のブースを設置し、たくさんの方に情報を届けました。イベント参加者のアンケートによると、教育、健康・医療、就労、防災に関する情報がもっとも必要な分野で、主な情報収集の手段としては、日本で運営されている外国語(ポルトガル語)インターネットサイトやテレビが挙げられました。
多文化共生フェスタ2011では、ブラジル人が祝う「フェスタ カイピラ」(フェスタ ジュニーナ)、子どもによる伝統的なダンス「カドリーユ」などが披露され、最終にビンゴ大会も行われ、多くの親子が楽しんでいました。

情報提供のブース 子どもたちの踊り
説明会の様子 説明会の参加者
6月28日「いつ、どこで起きるの?!地震や津波!」出前説明会
6月28日(火)に伊勢市観光文化会館にて防災と放射線について説明会を実施しました。東日本大震災の時、伊勢市には、津波警告が発表されました。海に面して暮らしている人が多いなか、不安を抱えながら過ごしている住民も少なくはないと思います。万が一のために、外国人住民が災害弱者にならないよう、今回の説明会を開催しました。
今年初めて平日に説明会を行ったため、参加者が集めるなど、伊勢市と伊勢市の企業にご協力をいただいた。そのおかげで、中国人、韓国人、ブラジル人、フィリピン人、カナダ人等を合わせて合計44名の方に参加していただきました。
第一部では、私たち外国人住民アドバイザーが地震や津波への備えについて説明を行いました。地震のメカニズム、非常持ち出し品、家具の固定等の大切さを実際の映像や写真を参加者に見せながら伝えました。
第二部では、伊勢市危機管理課から伊勢市独自の防災対策や、避難所の場所、防災行政無線で発表される情報など、メールや電話で情報を受信できるサービスを紹介していただき、何人かの参加者は、メール情報受信サービスに登録すると話していました。
最後に、自然放射線や人工放射線の違いを三重県伊勢保健所から説明していただきました。多くの参加者は、日常で自然放射線を浴びていることを知らず、講師から話を聞いた際に驚きの声がきかれました。また、最近インターネット等でデマや誤った情報が流れているため、自分で、どこで正しい情報が得られるか知っておく大切さについて講師は強調し、県や、厚生労働省などのホームページを紹介しました。

避難所についての説明を聞く参加者 全体の様子
6月12日 「地震・津波!あなたと皆の身を守る!」 出前説明会
6月12日(日)松阪市教育委員会人権まなび課のいっぽ教室で「地震・津波!あなたと皆の身を守る!」出前説明会を行いました。
三重県では、近い将来、大きな地震が起こることが心配されており、外国人住民にも防災について意識を高めるため,説明会を多言語で行ない、基本的な地震・津波情報を提供しました。
当日は、フィリピン人6名、日本人4名、ペルー人1名、ベトナム人1名、合計12名の方に参加していただきました。
説明の内容についてパワーポイントを使用して地震のメカニズムや、実際の地震の映像を日本語で行なって、その後多言語で説明しました。防災の知識を確認するため防災クイズを行ないました。家庭内の家具の固定や備蓄品などのリストも提供しました。次に、松阪地区広域消防組合・松阪南消防署がAEDの使い方について説明をしていただきました。救急救命についを学習した後参加者から質問や意見を述べました。
最後に、防災グッズ(笛と懐中電灯)を配布し、いざという時に役立ててもらうよう説明しました。
また、東日本大震災の被災者のために義援金の呼びかけを行いました。外国人住民からの協力を得て、集まった
義援金は日本赤十字社にお渡します。

地震・津波の説明 AEDの使い方の説明
5月22日「外国人住民のための防災」 出前説明会
5月22日(日)、津市西丸で「外国人住民のための防災」出前説明会を行ないました。 外国人住民が不安に感じている地震、津波,放射線等の災害時の正しい知識を届けることができました。
参加者は、ボリビア人、フィリピン人、日本人等、合計19人でした。
説明会は、参加者にクイズを行ないながら地震と津波が起こるメカニズム、地震の映像、家庭内の家具の固定、非常持ち出し品の準備、避難所の表示などについて、アドバイザーが説明しました。続いて、津市消防防災指導センター、三重県津保険所の職員の講義ではや津市の防災への取り組み、放射線情報について話し、最後に質疑応答のコーナーを含み、約1時間の説明会になりました。
外国人住民から、福島原発近接する市町へ引っ越しした場合、心配が寄せられ、講師は 「健康に影響が出る 基準(20mSv)以下の線量に関しては、特に心配ありません」 と回答がありました。 また、のアンケートから、この説明会の内容は高い関心はが寄せられたことが分かりました。
最後に、東日本大地震の被災者の義援金を呼びかけ、外国人住民から義援金を受け取りました。

説明会の様子
4月24日 「やってくるかも知れない、災害!!!」 出前説明会
4月24日(日)に津市にあるブラジル人学校アポーヨ・ミエで防災をテーマとした説明会を実施しました。3月11日に発生した東日本大震災を受け、MIEFには、心配や不安を抱えている外国人住民から多くの問い合わせがありました。中でも一番多かったのが「東海地震も起きるのではないか。」「三重県の放射線量は大丈夫か。」という相談でした。
また、母国に住んでいる家族や友だちから、「日本から早く帰って来なさい。」「放射線が危ない!」と言われ、恐怖を感じ、地震後に帰国した外国人住民も多くいます。
外国人住民の中には、言葉の壁を乗り越えられない方がたくさんいます。そのため、日本のニュースが伝わらず、自分の母語でインターネットや友だち、母国の家族から話を聞きます。そして、外国人住民同士で誤った情報がたくさん出回ってしまい、混乱していた方も多くいました。正しい情報を母語で伝え、理解してもらい、また安心していただくために今回の説明会を開催しました。
当日は、ブラジル人45人、フィリピン人2人、日本人6人の合計53人の参加がありました。最初に地震・津波のメカニズムや備えについて、クイズを行いながらMIEF外国人住民アドバイザーが説明しました。次に、非常持ち出し品、備蓄品や、避難所の場所、地震が発生した際に予想される津波の高さ、到着時間と地域について地図を用いながら津市消防防災指導センターの職員から伝えていただきました。参加者は、自分の住んでいる地域の避難所を一生懸命覚えようとしていました。
最後に三重県津保健所の職員から三重県での放射線量や福島原発の現状についてQ&A形式で分かりやすく伝えていただきました。この内容について、多くの質問があり、「この辺のスーパーには、福島産の食べ物が置いてあるのか。それを食べてもいいのか。」「三重県には原発があるか。」など、改めて正しい情報を分かりやすく伝える大切さを感じました。
参加者からは、「このような機会を開き、みんなの疑問を解消していただき、心から感謝している。」「自分は、地震と放射線が怖かったため、三重県に引っ越してきた。今一番にMIEFがこういった機会を開いていただいたことに感謝の気持ちを伝えたいです。また、三重県にも外国人住民にたくさんの支援を与えてくださって、心から感謝しています。ありがとうございました。」などと嬉しいコメントがたくさん寄せられました。
説明会後には、募金活動も行い、たくさんの方々が協力して下さいました。集まった義援金は、日本赤十字社へお渡しする予定です。
非常持ち出し品の紹介 地震についての説明を聞く参加者